少し前の話になるが、11/15に、埼玉県春日部市にある、
首都圏外郭放水路の地下施設を見学してきた。
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/works/saigai/sonae/gaikaku/frame_index.html

当日のみ自由見学が可能で、普段は予約が必要。
巨大建築が好きな人や地下神殿という言葉に
一種の興奮を覚える諸氏にとってはたまらないイベントなんだと思う。
自分もそのイベントがあることを知って、速攻で飛びついたわけだが。

外国に行かなくてもこんなものがまだ日本に、
しかも自宅から１時間圏内に、地下深度50メートルの世界があるのがなんともすばらしい。
実際立ち入りできたのは調圧水槽のみだった。
ここには59本の巨大なコンクリート柱があり、洪水防止のみを目的としているらしい。

通常時は水を取り込まず空堀状態で、江戸川およびその周辺河川が増水して、
洪水の危険がある際に取り込むことになっていることから、
普段は人も立ち入る事が可能な巨大な地下空間になっているわけだ。

それにしてもこの空間といい、建築物といい、
地下のパルテノン神殿かのような佇まいは、いつまでも記憶に残る建造物だと思う。