最近の仕事のあり方について、そろそろ言っておくか。

今の会社では、完全に分業になっている。
編集制作プロダクションで、基本的に紙媒体屋さん。なにせ印刷会社ですから。輪転機回してなんぼの会社だもんで。

我々は、基本的にはお客からwebの依頼があれば動く。といってもweb単独の案件はあまりなく、
紙とweb両方ってのがほとんど。まあ、その会社でwebができないからできる人を呼べとなった時に私も引っ張られてこられたんだけど。

昨今の事情から、今まで紙面の比率が多かったものが、web重視に偏ってきた。
そこで紙の編集やライターはweb対応に追われるわけだが、こういうプロダクションは、webの案件をものすごく嫌がる。むしろ、言い訳やら何やらほざいて、逃げをうつ。というか、最初に顔だけだして後はよろしく的な。オレわかんないし、webのことはあなた達専門でしょ？みたいな。

こうなると我々と同じチームのwebディレクターが、なぜか編集や客先対応や、台割りなど、編集作業をしなければならない。編集専門の人がいるのに。
会社が赤字続きというピンチな状況になってるらしいんだが、我々のところには依頼がありえないスパンで突っ込まれてくる。紙の人達は知らん顔なわけで。

それは、会社としてwebやりますということを売りに親会社や周りに宣伝しているかららしいが、
そんなの私から言わせれば、何年前の話だよと。そんなもんとっくに他のプロダクションは生き残りかけて戦ってただろうにと。
そんで会社としての戦略はあるのか聞いたら答えられない。というか、お客からの要望が多いから今後はweb側を重視します的な。なにそれ。ノープランじゃねーか。

会社が赤字続きで、黒字化をするには、仕事量を増やせ、原価率を上げろ、内製しろ、外注するな、そして休むな、働け。休日だろうと働け。早く帰るなんてありえないと。

不景気のおかげもあって、制作費は限りなく削減されていく今、コンペや指名案件でも、現在の会社の単価から考えると、赤字案件がほとんどになってきた。
仕事をとればとるほど、赤字になるというスパイラル。
単価の高い人が作業をすると経費がかかるのは当たり前。ということは若手や人件費の安い人に作業させることになり、そこには経験もないスタッフがあたるわけで、クオリティも維持できない。
そんなクオリティじゃお客が満足しない。下手したら事故って客からクレーム、もしくはペナルティ。そんな繰り返し。

何が言いたいかというと、スタッフ増やしてもらえない現状で、これ以上突っ込まれても回らないよってのを何度も訴えてるのに、ありえない状態で案件ねじ込まれるのはどうなのよと。
社内の人間なんて、私ら以外全員紙媒体の人間なので、話にならない。

今年も昨年も、実績を認めさせるために、賞とったり、どこぞの企業情報サイトランキングで上位に食い込ませたり、おまえらだけで1億売り上げろとか言われて、売り上げあげたりしてるのに、まわりにやっかまれて、経営陣にも仕事内容を理解されず「おまえらはわからないからなあ」で済まされるわけです。

どうやら私は社内の人間に対して、相当、不信感募らせているようで、同じチーム内でもぎくしゃくしてしまってる感じ。なにこの非コミュっぷり。早く帰りすぎてるからかな。なんとなくわかるんだそういうの。お先ですって言っても挨拶もされないし、そろそろ仕事外されるんじゃね？

忘年会行きたくないなあ。行くのやめようかな。